分光計の特長
・紫外、可視、近赤外域および全範囲のスペクトル幅をカバーする4モデルから選択可能
・可動部のない丈夫な構造のツェルニー・ターナ分光計設計
・暗電流雑音の自動補償
・最高200スキャン/秒のHi-Speed USB2.0 接続
・外部同期化用のトリガ入力(TTL)
・16ビットA/Dコンバータ
・3648ピクセルのCCDラインアレイ
当社では、4種類のファイバーベースのコンパクトなツェルニー・ターナ分光計を取り揃えています。
3つのモデルは、それぞれ200～400nm*、350～700nm、500～1000nmの範囲で検出を行なうサブナノメータ分解能のモデルです。
4番目のモデルは、2nm以下の分解能で、200～1000nmの広いスペクトル範囲が測定できます。
これらの分光計はハンディタイプの電卓や、ポータブルのハードディスクとほぼ同じ大きさ[122mm x 79mm x 29.5mm]で、
教育用途や一般的なファイバベースの光学系に適しています。
ユニットは小型ですが、TTLトリガ入力(最高100Hz)での同期化や、暗電流により生じる雑音の自動補正など、大型でより高価な
分光計と同じ性能を備えています。
4種類のモデルは、特定の波長用に最適化したCCDチップ、グレーティング、およびレンズを用いた同じ設計を共有しています。
取付オプション
分光計にはマニュアル、ソフトウェア用CD-ROM、外部トリガ入力用SMB/BNC変換アダプターケーブル、Hi-Speed USB
2.0ケーブル(1.5m)、SMAコネクタ付き光ファイバーパッチケーブル(コア径50µm)が付属します。
全てのユニットは発送前に当社工場で較正します。またいつでもお客様による再較正が可能です。
取付の容易性や安定性のため、当社の小型CCD干渉計は、底部に25.4mm間隔の2つのタップ穴を備えています。
ミリ規格ではM6タップ穴となっています。
SPLICCOソフトウェアパッケージ
分光計には、グラフィカル・ユーザー・インターフェイス(GUI)と様々なドライバーセット(C/C++, LabWindows/CVI, Dot NET,
NI LabVIEW*, およびVisual Basic) の付いたSPLICCOと呼ばれるソフトウェアパッケージが付属します。
GUIは必要に応じて、1つのウィンドウで、スペクトル、バックグラウンド、およびピーク値を表示することができます。
また、平滑化や平均化、吸光度や透過率の測定のために多様なアルゴリズムを適用することもできます。更に、測定結果は
他の保存済みプロファイルと比較できます。付属のドライバによって、ここに掲載されている全てのツェルニー・ターナ分光計の
機能を完全に制御できるので、独自のインターフェイスソフトウェアを設計したり、ユニットをテストおよび測定用セットアップに
組み込んだりすることが可能です。
* ソフトウェアパッケージのバージョン8.5以降はNi LabVIEWをサポートしています。以前のバージョンについてはコードの変換が可能です。
詳細については、当社までお問い合わせ下さい。
