特長
- 14ピンバタフライ型パッケージの半導体レーザ用のマウント
- ZIFマウントソケット
- レーザのENABLE状態を示すLED表示
- ユーザ設定のピン配列
LM14S2は汎用の14ピンバタフライ型半導体レーザ用のマウントで、14ピンバタフライ型パッケージに組込まれている全ての半導体レーザと2ポートの電気光学デバイスにご使用いただけます。上面にはヒートシンクフィンと半導体レーザを組込む凹部があり、薄型の設計となっていて、温度係数は3°C/Wです。LM14S2には、半導体レーザ用のTECロックアウト機能* があり、温度コントローラが起動していないときには、半導体レーザをDISABLE状態にします。LM14S2は、最大5Aのレーザ電流と5AのTEC電流に対応できます。TECコントローラを活用するには、レーザに熱電冷却器(TEC)かサーミスタセンサが内蔵されていなければなりません。このマウントには、他にZIFソケット、リモート安全インターロック接続や半導体レーザENABLE状態を示すLED表示などの機能があります。
LM14S2は、マウント底部のコネクタ部分に取替可能なカスタムPIN設定用カードを挿入することで 、多様なピン配列に対応できます。LM14S2には2枚カードが付属していて、1枚には、予めタイプ1とタイプ2のレーザ用に設定されています。この2つのタイプの詳細については「仕様」タブ内をご参照ください。2枚目はユーザ設定可能なカードで(LM14S2-UA)、マウントのカスタム仕様の配線ができます。カードは別売で追加購入が可能です。なおLM14S2-UAであっても、LM14S2バタフライ型マウントと共に使えるのはアノード接地の半導体レーザであることにご留意ください。
この製品は、自由なピン配置設定が可能なことに加えて、バイアス-Tアダプタを内蔵しているので、RF変調機能付のバタフライ型半導体レーザに対応します。バイアス-Tアダプタにはメス型SMAコネクタがついており、500MHzまでのRF変調が可能です。バイアス-Tアダプタは特に2ピン型構成のレーザ用に設計されています。ピンの配列についての詳細は「ピン配列」 タブをご覧ください。
LM14S2の各ピンは、当社の全てのベンチトップ型半導体レーザ/温度コントローラと当社のほとんどの プラットフォーム用レーザ/温度コントローラモジュール に対応しているのでカスタム仕様のインターフェイスケーブルの必要がありません。
*TECロックアウトは、当社のレーザやTECコントローラをご使用いただいた場合のみ有効となり、この機能が不要な場合は簡単に無効にすることができます。