特長
- 抜群の温度安定性: 0.002 °C (24時間)
- デジタルPID制御では、P、I、Dを別々に設定可能
- 自動PID設定機能
- 温度表示は、°C、°F、K
- 可変温度センサオフセット
- アクティブ出力管理で高効率の出力
- 互換性のある温度センサ:
- NTC-サーミスタ
- 電流温度センサ
- 電圧温度センサ
- プラチナRTD温度センサ
- TEC 制御モード::
- 温度一定
- 電流一定
- 優れたTEC安全機能:
- 調整可能なTEC電流リミット
- 調整可能な温度リミット
- 温度ウィンドウの保護
- 誤接続及びセンサの警告
- インターフェースとドライバ:
- USB インターフェース(SCPI 準拠)
- LabWindows/CVI™、LabVIEW™やMS Visual Studio™等の一般的なプログラミング環境用のVXIpnp/VISA ドライバ
用途
- 干渉、分光に使用する半導体レーザの精密な温度安定化
- 外部入力を介した温度制御セットポイント(アクティブなレーザ波長安定化)
- 雑音低減のための検出器冷却
- 非線形結晶の温度安定化
- 工業用システムの温度安定化
TED200シリーズと比べて、TED4015 シリーズコントローラはさらに幅広いTEC電流範囲に対応可能で、完全なデジタル制御、簡単な自動PID設定、TEC電流一定モード、設定温度保護、 TEC電圧測定、可変温度ウィンドウ保護など追加の特性を有します。.これらの機能を有し、すっきりとした新設計のTED4015は、動作も静かで 、ユーザの用途にとって最適なTECコントローラです。
多様な熱負荷への適応性
TED4015は、デジタルPIDループによって簡単に異なる熱負荷に対応できます。 P (比例) 利得、 I (積分)オフセット制御及び D (微分又は差分l) レートは、ユーザあるいは自動PID機能で別々に調整できます。最適なPIDパラメータでは、当社の LM14S2半導体レーザーマウント 内のレーザーマウントに対し、1 °C の温度変化に対する到達時間は 2 秒未満です。
対応可能な温度センサ
TED4015温度コントローラは、殆どの一般的な温度センサに対応します。温度制御メニューのセンサ選択において、ユーザは、最大.1000 kΩまでのサーミスタ、温度感知 IC (AD590、AD592、LM335、LM235、LM135、LM35) 又は Pt100やPt1000のようなプラチナRTDセンサが選べます。温度は、摂氏、華氏又はケルビンで表示できます。サーミスタを選択した場合、.Steinhart-Hart 法又は指数法を温度計算法として選べます。 最大制御範囲は -55から150 °Cですが、実際の適用温度範囲は、接続センサや温度関係の設定で決まります。
優れた安全機能
TED4015 はTEC要素の保護、安定化を最大限にすると共に信頼性の高い動作を実現するために設計されました。TEC出力電流リミットは調整可能なので、コントロー ラがTEC要素をオーバドライブしないようにできます。この場合、リミットは0.1 Aからコントローラの電流範囲内で設定可能です。調整可能な温度リミットと温度ウィンドウ保護の機能では、TEC要素の温度が特定の数値を超えると警告を 発します。
温度センサが間違っている場合、温度センサがない場合やセンサとコントローラの間の接続が悪い場合では、システムがTECの「On」キー上のLEDの表示や警告音でユーザに知らせます。エラーが発生するとTEC電流は自動的にスイッチOFFされます。
温度モニタリングの出力
TED4015で は、実際の温度と設定温度の差に比例したモニタリング信号が供給されます。 背面BNCコネクタには、異なる熱負荷で温度が安定化するまでをモニタリングするためにオシロスコープ又はアナログデータ取得カードを接続することができます。
併用をお勧めする製品
TED4015 TECコントローラは、 LDC200CシリーズおよびLDC340シリーズの半導体レーザ用コントローラとの併用に最適です。当社のTECレーザーマウントと組み合わせれば、TED4015の温度安定度は 0.001 °Cを達成できます。このレベルでの温度の安定性は、半導体レーザの波長調整や原子吸光分析法には不可欠です。
TED4015 は下記の部品と共に出荷されます:
- TED4015用レーザーマウントケーブル : 5 A、17W2、D-Sub-9 (CAB4000)
- 混合D-Subコネクタr: 17W2、オス型、高電流接触子2個含む、 20 A (CON4001)
- USBケーブル A-B、2 m
- ドライバ CD
- 証明書又は較正
- 操作マニュアル