TDFA-1900-PはTDFA-1900のパッシブ版です。 この装置は、シングルモードファイバー入射用の1570nm~1630nmの外部接続励起用半導体レーザで動作するように設計されており、 1800nm~2000nmの信号領域で利得が得られます。 励起用パワーが500 mWであるとき、TDFA-1900-Pの仕様や利得スペクトルは、上記に掲載されているTDFA-1900と類似しています。 この製品では、Er添加ファイバーレーザや増幅器が励起光源として利用されると、経済的に2µm帯の増幅を実現できます。 TDFA-1900-Pでは、1つまたは2つの励起用半導体レーザーポートが使えるので、共伝搬、対向伝搬や双方向励起の構成が構築できます(「パッシブ型構成」のタブ内をご参照下さい)。 各ポートには最大400mWの励起用半導体レーザーパワーが供給できます。 用途や励起光源の構成によっては、信号の入力/出力ポートや励起光源用の入力ポートにファイバーアイソレータが必要なる場合があります。 右のグラフからも明らかなように、双方向励起構成では、励起光パワーに伴って光学的利得も増大します。 1900nmでの小信号利得と励起光パワーの合計(P1+P2)の関係がプロット図として示されており、最大利得は16.3 dBとなっています。 |