特長
・高エネルギ、エアスペース設計による高い損傷閾値
・中心波長266 nm~2020 nm
・1/4波長板または1/2波長板から選択可
・両面にARコーティング付き
・波長板サイズØ12.7 mm(Ø1/2インチ)とØ25.4 mm(Ø1インチ)から選択可
・OEMバージョンもあり
当社のゼロオーダ波長板は、光路長差が1/4波長または1/2波長の2枚のマルチオーダ結晶石英波長板を 組み合わせて作られています。1枚の波長板のファスト軸をもう1枚のスロー軸に合わせることによって、2枚の波長板の位相差による正確なリターダンスを持 つ複合リターダとなっています。複合ゼロオーダ波長板は、マルチオーダ波長板よりも温度や波長への依存性はかなり低くなっています。
これらのゼロオーダ波長板は、2枚のマルチオーダ波長板の間にエッチング加工を施したステンレス製スペーサリングを配置して、それら3つを接着剤で固定す ることによって作られています(接着剤は波長板の開口の外側だけに付いています)。 また、波長板はアルマイト加工のアルミ製筐体に実装されています。筐体には、波長板のファスト軸の方向を示す線とゼロオーダという文字、1/4 または1/2波長板であることを示す表示、波長板の対象波長が刻印されています。
取付オプション
波長板は2種類のサイズからお選びいただけます。Ø12.7 mm(1/2インチ)バージョンの波長板の径は12.7 ± 0.1 mmで、マウント付きの直径は25.4 mm(1インチ)です。Ø1インチバージョンの波長板の径は25.4 ± 0.1 mmで、マウント付きの直径は30.48 mm (1.20インチ)です。Ø25.4 mm(1インチ)バージョンにはSM1外ネジと内ネジが両方付いていて、当社のSM1ネジ製品に接続することができます。Ø1/2バージョンも当社のSM ネジ付き製品に対応していますが、しっかりと取り付けるためにはSM1固定リングが必要となります。
特注やOEM用途向けに、波長板はマウントから簡単に取り外すことができます。