特長
・高エネルギ設計
・266nmから1550nmの17の波長帯から選択可能
・1/4波長板および1/2波長板
・前面と裏面にARコーティング付き
・多くの波長でØ12.7mm(1/2インチ)とØ25.4mm(1インチ)から選択可能
当社のマルチオーダ波長板は、高品質の結晶石英から作られ、一般的に良く使われている波長で特定のリターダンスを与えます。λ/2波長板は、偏光した光を回転させるために一般的に使われています。λ/4 波長板は、直線に偏光された光を円偏光に変換したい場合に使われます。
「マルチオーダ」という言葉は、光路のリターダンスが設計リターダンスに加えて波長の整数倍のシフト(オーダまたはmと呼ばれます)を起こすという事実を示しています。ゼロオーダ波長板に比べて、マルチオーダ波長板のリターダンスは波長や温度の変化に敏感ですが、低価格なのでこれらが問題とならない多くの用途で使われています。当社では、532 nmと1064 nmで設計されたデュアル波長マルチオーダ波長板もご用意しています。
各波長板は、波長板のファスト軸の方向を示す線が刻印されたアルマイト加工済の筐体にマウントされています。また、オーダを示す文字(マルチオーダ)、λ/4 またはλ/2波長板であることを示す表示、波長板の設計波長が刻印されています。
取付オプション
波長板はØ12.7 mmとØ25.4 mm の2種類のサイズからお選びいただけます。Ø12.7 mmの波長板の径は12.7 ± 0.1 mmで、マウント付きの直径は1インチです。Ø25.4 mm の波長板の径は25.4 ± 0.1 mmで、マウント付の直径は30.5 mm (1.20インチ)です。どちらのタイプも、当社のSM1ネジ製品に対応しています。Ø12.7mmにはØ25.4mmの筐体が付いていて、当社のSMネジ製品に対応していますが、しっかりと取り付けるためにはSM1固定リングが必要となります。Ø25.4 mmの波長板が納められたマウントには、SM1外ねじと内ねじが両方付いています。
特注やOEM用途向けに、波長板はマウントから簡単に取り外すことができます。マウント無しバージョンは、偏光軸を示すために一部フラットになっています。